坂梨校百年誌

  昭和48年に、坂梨小学校の創立百周年を記念して標題の記念誌が刊行されました。40年近い歳月を経て、今、改めて読み返してみると坂梨校のみならず坂梨の非常に貴重なそして懐かしい歴史資料となっていると思われますが、今やその多くが廃棄されるなどして実際に手に取って見ることも出来なくなっております。

  このたび、この百年誌が作られた時の同窓会長・故・高木鐵臣氏のご子息・義臣氏が、このまま貴重な冊子が歴史に埋もれてしまうのは惜しいと、OCRソフトで読み取ったあと、膨大な手間隙をかけて判読不明の文字などを一字一字手直しをして全文をテキスト化してくださいました。

 当時、百年誌の編集責任者であった故・渡辺文吉氏の奥様にもご了解を得ましたので、ここに、坂梨校百年誌のデジタル版を掲載させていただくことにいたしました。

  百年という長い間に同窓生の多くが故人になっています、小生の父や叔父叔母など懐かしい縁者の名前も載っております、また、坂梨の長老たちの名前や現在活躍中の壮年の皆さんの名前もそこかしこに見受けられ、ああ、あの人とあの人は同級だったんだなどと新鮮な驚きを覚えます。この約3500名の名前こそが坂梨の歴史であり、この百年誌の宝であるとも思います。最近では個人情報の取り扱いが色々と問われる時代ですが、この同窓会名簿には氏名のみで、他のデータはありません、また、発行時期の関係で50代以上の人たちしか掲載されておりません。このサイトを閲覧する人は善意の人であるということを信じ、それを前提に、掲載することから予想される個人の不利益は基本的には無いであろうと判断いたし、恐る恐る全文を掲載いたしましたが、不都合であるというお申し出があれば速やかに削除いたします、また、手作業でテキスト化したために随所に誤字脱字があると思われます、お気づきの点は、ご指摘、ご連絡いただければ幸いに存じます。
皆様のご協力に感謝します。

平成22年11月
                                                         編集 風師庵
                                                         文責 坂梨宿場會

(上記百年誌の画像をクリックしてください)

(参考画像)
目次画像
村の絵図(裏の見返し部分)
編集後記画像
奥付 画像
 そして今、時代の成り行きとはいえ、この坂梨小学校そのものが小中学校の統廃合政策により消え去ろうとしています。坂梨校百年誌以降、その終焉までの坂梨小学校の歴史を今後、誰がどのような形で語り継いで行くでしょうか。