あそび歌
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あそびうた

 

水車

せどの川瀬の  水車(みずぐるま)

水がないのに  ようまわる

ア ツンテン シャン ツンテン シャン

 

    5,6人 輪になって片足をあげて組み合わせる。

ちょうど水車のようになって歌いながら回る。

 

親とろ子とろ(大蛇がもうたとも言う)

 

    5,6人ずつ両方から向かい合う

 

○ ○ ○ ○ ○    ○ ○ ○ ○ ○

・どの子がほしい     ・親とろ子とろ

    とりきるならとってみろ ・○○さんがほしい

ワアワアゝ ゝ     ワアワアゝ ゝ

 

    追っかけ回して 捕まったら自分の方につける

又 繰り返す

 

なわとびうた

おつぎは おは入り

たいおろして アッポク チキリキ アッパッパ

じやんけんぽん ポンポン (勝負がつくまで)

負けた お方は   出てちょうだい (負けた人はでる)

 

    又 はじめに返って続ける

大波 小波 (横ふり)

ぐるぐる 回って アッパッパ

ゆうさんご こさんご  

宮地の町の 市人形   (ブランコするとき振ってもよい)

 

学校おかえりのうた

 

今日のけいこも  すみました

皆連れ立って   帰りましょう

あしたまた    ここに来て

けいこや遊びを  いたしましょう

先生 さよなら  さようなら 

皆さん さよなら さようなら (両手人指しゆびでトントン机を叩きながら歌う)

青山だて者 (まねあそび)

 

青山だて者は  涙がほろほろ ほろほろ

と言いながら涙をほろほろとふくまねをする

ほろほろ 涙は 着物で ぬぐいましょ ぬぐいましょ

と言いなぬぐいましょがら袖で涙をぬぐいましょほろほろとふくまねをする

ぬぐった 着物は 洗いましょ 洗いましょ

 両手で洗うまねをする

洗った着物は しぼりましょ しぼりましょ

 と言いながらしぼるまねをする

しぼった 着物は 干しましょ 干しましょ

 手をひろげて干すまねをする

干した 着物は たたみましょ たたみましょ

  たたむまねをする

たたんだ 着物は なおしましょ なおしましょ

    たんすの中に入れるまねをする

なおした 着物は ねずみさんが ガリ ガリ ガリ ガリ

 と言いながらかじるまねをする

 

隣の嫁さん

    みんなでこぶしを作り自分のひざをたたきながら

うちん隣の そのまた 隣にゃ 嫁もろた

ましゃ食わん 食わん 言うけれど

ぞうすい八はい 飯 八はい

それでも お腹が 足らんとて

八反畑の大根を 根ながり 葉ながり食べたとさ

それでも塩気がしたいとて

大津の塩屋にかけこんで なめんもなめたか塩八俵

それで のどが渇くとて すがるが滝をのみ干した

それで 小便したいとて 牛の子千匹 あれなげた

 ・・・わあ わあ とみんなで笑う・・

 

「手遊び」 とんころ とんころ

    手ぬぐいを結び丸くする

       ○

     ○   ○

    ○     ●鬼

     ○   ○

       ○

    みんな輪になって坐る 

    ・鬼だけうつ伏せになる 

・みんなで「とんころ とんころ」 言いながら手ぬぐいを回す

    誰かが手ぬぐいをかくす

    鬼が背中を「トン」とたたく

    鬼は誰が かくしているかを見回して当てる(名前)

    当たったら当てられた者が鬼を交代する。当たらなかったら罰で歌をうたう。

そうしてもう一度鬼になる。

 

いちけじょにけじょ  *みんなで輪になって両こぶしを横向きに出す

            その中の一人が次々にこぶしを数える。

 

一けじょ 二けじょ 三けじょ 四けじょ 

しけうま おととの のりくらの上にゃ 

しっぽう はっぽう はりまがさして

ででん でんぐりましゃ じっと ゆうちゃ これ ひけ

 

    最後に「ひけ」と当たった者は当たったこぶしだけひっこめる

。又これを続ける。両手とも早く引いた者が勝ち。

最後まで残った者は罰で歌をうたう。

 

やさら あそび (小さい巻貝)

    何人かで やさらを出し合ってはくり合う

  

   ○ 鬼を一つ出す(選手)

     鬼をお一緒に振り、起きた方が勝ち

     振る時のうた(思い思いの言葉をかけて自分の鬼に応援する)

 ★「おんごんじいさん」

 △ 「赤すじいさん」

◎ 「鼻くえさんちゃん」                  

      「ねてばっかりおんなはる」

      「いっぺんどまどうかな」

  *一番に起きた者が勝ちで一番にはじく、全部のやさらを振って目をつくり

   おはじきのように当てる。

   鬼は息を吹きかけて「アン」とおがみ高いところにおいて大事にする

   目と目の間に指が一本入ればよい。

   はじく 当たれば 一つ自分の物になる。

   * ガチッツたらダメ(ほかの物にまで当たること)

     これを繰り返す。   

やさら(小さい巻貝)は女の子にとっては宝物で、小さい袋を布で作ってもらって入れ

腰の帯にぶらさげていた。

 

「ハチがさした」  (大正末〜昭和初期)

          *二人で向かい合って両手の甲をだす

一がさした  (相手の片方の甲を少しつかむ)

二がさした  (向こうの相手が又つかむ)

三がさした  交互に片方ずつする

四がさした

五がさした

六がさした

七がさした

八がさした  で「ワア ワアゝ ゝ蜂がさしてあばれる様子をする

 

「ぎんなん あそび」 

*二人か三人位でする ぎんなんを五個ずつ位出し合う。

 ジャンケンで勝った者から始める

・手の平にぎんなんを持てるだけ持って、ピョンと手を裏返して甲に乗せる

・甲に乗ったぎんなんをピョンと手のひらでつかむ。

* 切ったらダメ(一つでもとばしたら)切らないで全部つかみとったら成功

  一つ自分のものとして取る。又続ける。

 

白黒返し (竹ひご)

 *用意するもの

 

  竹ひご作り

・表は緑色のまま使う

・裏は白色。けがをしないようにうすくけずる

・10本位 用意する。

 遊び方

 

1 おまねき 竹ひご全部を揃えて手の甲に乗せ、手を返して素早く一度につかみ取る

  * この時1本でも落ちたら失格(これを「きる」という)

    成功したら1本取る(自分のものとなる)

    残りのひごで全部終わるまでする

    失格したら次の人に渡す

2 白黒返し

   全部を手の甲に乗せて、下に落とす

  そのとき白なら白ばかりに揃える、一つ違っても失格

 

3 外まわし取り(ねじりどり)

4 内 まわし取り

5 つかみ取り

6 とんぼ 取

 *手先を上手に使うようになるので大変興味がある高度な遊びである。

 

草を使ってのあそび

・めんつんばり   石昌のトウを切って目につっぱる

・みずぐるま    石昌の葉を組み合わせる

・つめ 染め    ホウセンカの花をもんで一夜ねかし爪に巻きつけて数時間

          おく

・かざぐるま    おどりこ草 を手にもつ、花を吹くとくるくるまわる

 

・すもうとり花   (野生のすみれ) 花と花をからませて引く、早く花が落ちた法が負け

 

・一升ます作り    (かやつりぐさ)茎の四角を使って方向をかえて両方から二つにさくと中央で四角い舛ができる

 

・はたおり     (おおばこの葉)大きめのおおばこの葉をすじだけ残すように抜く 筋で機織をする

・ままんご     (おきゃくさんなんご)色々な花を摘んでごちそうにする

 

 


(3) あそびうた

 

てまりうた

てんてんてまり

一かけ二かけ

てまりゃようきた

一もんめ

おのしろ

ひでひなさか

あんたがたどこさ

花のかぞえうた

鳥のかぞえうた

 

 

子守唄

ねんねこばい

眠れ猫の子

お月様いくつ

 

 

 

おじゃめうた

大黒さん

お宮の数え歌

のびのや

ひとふたつ

  

せっせっせ

乃木大将

向こう烏山

天然の美

 

 


◇ 手まり歌

 

てんてんてまり

てんてん てまりの 数えうた

ひい ふた 三っつ 四つ 五つ

六っつと数えて 七になると

わたしゃ 尋常 一年生

ああ うれしいな うれしいな

 

一かけ二かけ

一かけ 二かけ 三かけて

四かけて 五かけて 八をかけ

はしのらんかん 腰をかけ

むこうをはるかに 眺むれば

十七・八のねえさんが

竹の子だいて 泣いている

もしねえさん なぜなくの

七竹や 八竹は 生えたれど

わたしの真竹(また毛)は まだ生えぬ

てまりゃようきた

 てん てん てん てまりゃ よう来た

上って茶のめ 坐って餅くえ

小川新町 勘三郎の方じゃ

庭じゃ 米つき 表じゃ 碁うち

奥っく 納戸じゃ 二丁三味線

引きたてた 引きたてた

ひーやふー三つのからわせ 

 一もんめ

 

一もんめーのやあ 二もんめーのやあ

三もんめーのやあ 五もんめーのやあ

六もんめーのやあ 七もんめーのやあ

八もんめーのやあ 九もんめーのやあ

十もんめーのやあ ホラ イッコ からわせた   

※とうたいながら、まりを肩にかつぐ

 

おのしろの

 

 おのしろの しろぎわの おこまさん 才蔵さん

 店に坐るは 番頭さん 煙草持ってこい 

 おき村さん わたしゃ煙草は 大嫌い 

  今日は天神さんの お祭日梅と桜を上げたらば 

 梅は酸いよと 害された 

 桜は早いと ほめられた 

 とんとんたたくは 誰じゃいな新町米屋の 

 茂ちゃんよ 茂ちゃん何しに お出でたか

 石炭油を 買いに来た 貴女の石炭 どんな色

 右近に青綾緑、あってもないと云うて 

 借しておくれ そこで 茂ちゃん 腹を立て 

 わたしが十五になったなら西と東に蔵を建て、

 蔵のぐるりに 松を植え 松の小枝に鈴をかけ 

 鈴がじゃんじゃんなる時は

 お父つあん おっ母さん 悲しかろ

 じいさん ばあさん くやしかろ 

 これで一節上がった

  

ひでひなさか

 

一、ひでひなさが とんでなか にじゅなか

 さんじゅのチョイ梅にうぐいす

 とんでなか にじゅなか 三じゅのチョイ

 イッチョケンケン 二チョケンケン 三チョケンケン一タイ 二タイ 三タイのチョン 

やれこの いっこ

二、ひでひなさか おと二じゅなか

おと三じゅのチョイ 一チョケンケン

 二チョケンケン 三チョケンケン 

一タイ二タイ三タイのチョン やれこの二―こ

 あんたがたどこさ

  あんたかた どこさ ひごさ ひごどこさ 

  くまもとさくまもとどこさ せんばさ せんば川には えびさがおってさ

  それをりょうしが あみさで取ってさ

  煮てさ くってさ うまさがさっさ

  

花の数え歌

一つ ひとえの 梅の花         

二つ ふっくら ふくじゅそう

三つ みごとな 桃の花

四つ 吉野の 山ざくら

五つ いろいろ ヒヤシンス

六つ むらさき かきつばた

七つ ならんだ 月見草

八つ やさしい おみなえし

九つ ここのえ ぼたん花

十で 当地の肥後椿

チョイナー

鳥の数え歌

 

 

一つ ひよどり

二つ ふくろう

三っつ みみずく

四っつ よだか

五っつ いしたたき

六っつ むくろ

七つ なぎさの はまちどり

八っつ 山がら

九つ こまどり

十で とんびの 石たたきの 

とんびの ちょい

    ※ほら いっこ からわせた

 


◇ こもりうた

 

ねんねこばい

ねんねこ ねんねこ ねんねこばい 

この子が 十五に なったなら

やしきを ひろめて くら建てて 

この子を 連れて いんきょする

この子が 二十才に なったなら

 となりの 村の 嫁さんに バイ

 眠れ猫の子

 

眠れ 眠れ 猫の子 うっつけ うっつけ 牛の子 

この子が ね入ったなら もっちんついて 

さあまいて べべの子に うせあげて 

坂をのんぼり 追い上げる

坂の上には 堂がある 堂の中には 

ぬしがおる ぬしじょうの 言うことにゃ

一の木 二の木 三の木 さくら

ごよう松 やなぎ やなぎのうれにゃ 

りっぱな鳥が ひとみょうと

きなない鳥が ひとみょうと りっぱな鳥が 

舞うたれば きたない鳥も 舞うていた

眠れ眠れ 猫の子 うっつけ うっつけ 牛の子

  

お月様いくつ

 お月さま いくつ 十三 ななつで 子もって

おまんじゅに うだかせて 油買いに

やったれば  油屋のきどで 油どっくり 

打ちわった 太郎どんの犬と 次郎どんの犬が 

よってたかってひんなめに

 ◇ おじゃめうた(お手玉)

 大黒さん

 大黒さんという人は 海の上を渡る時 

 鯉を 一匹 つり上げた

 りよって 食べたら うまかった 

 馬から けられて 痛かった いてなら

 お薬 つけなさい

 つけても つけても ようならん

 一で戦いが始まった 二で日本の兵隊が

 三でさかしを進めなり

 四で司官の命令を 五でゴロゴロ大砲や

 六でロシアの赤兵が

 七つ泣く泣くにげて行く 

 八つ山をはい上がる

 九つ降参した時は 

 十でいっせい上った 

  チョイナー

お宮の数え歌

 一番始めは宇都の宮 二又日光の東照宮 

三は桜の宗五郎 四又信濃の善光寺

五つ出雲の大社 六つ村々鎮守さん

七つ波子の不動山 八つ大和の八幡宮

九つ高野の弘法さん 十は東京の本願寺

波ちゃんの病気は直らんか 

ごうごうと鳴る汽車は 

武雄と波子の別れ汽車 熱海の濱の海岸で 

泣いて血をはく不如帰

 のびのや

 のびのや こっこん 十で せのびのや

こっこん二十せのびのや 

こっこん三十せのびのや

こっこん四十せのびのや 

こっこん五十せのびのや

こっこん六十せのびのや 

こっこん七十せのびのや

こっこん八十せのびのや こっこん九十

のびのや

こっこん一っこ からわせた

 ひとふたつ

 ひと ふたつ みっつ よつ いつつ むつ 

 ななつ やつ こんなん 十で

 一つ 二つ 三っつ 四っつ 五つ 六っつ 

 七つ 八っつ 九つ 十

  こんなん十で おささ くささ みささで しめて おおしめて

 ほら 一っこ 一こ おおわせた とっしゃん 

 おっちょ ああ あのやー

 ひと ふたつ みっつ よつ いつつ むつ ななつ やつ こんなん 二十で

  一つ 二つ 三っつ 四っつ 五つ 六っつ 

  七つ 八っつ こんなん二十で 

  おささ くささ みささで しめて おおしめて

  ほら 一っこ 一こ おおわせた とっしゃん 

  おっちょ ああ あのやー

   ひと ふたつ・・・・・・(くりかえし進む)

 


◇ せっせっせ

 乃木大将

 一、旅順開城 やくなりて 敵の將軍 

  スッテセル 乃木大将と 会見の 

所はいづこ 水し営

二、庭にひと本 なつめの木 弾丸あとも 

いちじるしく くずれ残れぬ 民屋に

  今ぞ相見る 二將軍

三、乃木大將は おごそかに み恵深き

  大君の大みことのり 伝うれば 彼畏みて 

 謝し奉る

四、きのうの敵は 今日の友 語ることばも 

 打ちとけて 彼はたたえん 我が武勇 

 我はたたえん 力の防備

五、形正して 言いいでん この方面の

  戦争に 二子を失い 給いつる 閣下の心  如何にぞと

六、二人の我が子 それぞれに 死しを得たるを 

   喜べりこれぞ武門の 面目と 大將答え 力あり

七、両將ひるげ 共にして なおもつきせぬ 

 もの語り 我に愛する良馬あり 

 今日の記念に 献すべし

八、好意謝するに あまりあり 軍の掟に

 したがいて 他日我が手に 受領せば 

長くいたわり 養なわん

九、さらばと握手 ねんごろに 別れて行くや 

西東 砲音絶えし 砲台に 

ひらめき立てり 日のみはた

 

 向こう烏山

 向う鳥山に うぐいすが一羽いた 

 あいつ射し 頭さんがたより 

三つ みかんは 河内がたより 

四つ 嫁ごは 着物がたより

五つ 医者どんな 薬箱がたより 

六つ 麦飯しゃ とろろがたより

七つ 菜切り包丁 切り板がたより 

八つ やまがら ピンピン草がとより

九つ 紺屋は おかせがたより

十で 豆腐屋は お豆がたより

 

天然の美

 一、 空にさえずる 鳥の声 峰よりおつる

  滝の音 大波小波 どうどうと 

  響き絶えせぬ 波の音

二、 聞けや人々 おもしろき その天然の音楽を

   調べなしに ひき給う 神の御手の 尊しや


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