あ行
ホーム • 上へ 

 


 

方    言

意    味

用  法(意 味)

○○くさい

言葉のはじめに注意を引くように使う

「ちょいとクサイこんきもんな似合うどか

○○くらいご

競争する

とびクライごしよう

○○げな

○○そうな

あん人はねぼうばっかりするゲナタイ

○○げむね

甲斐がない

年のとりゲムネえ

○○ばし

○○でも

あん人は忘れもんバシしたろうか

あいそんこそんねえ

会釈がわるい

あん人はアイソンコソンねえ、笑顔のない人のこと

あいたしこ

立つときの掛け声

「ドッコイショ アイタシコ」

あいたす

痛い時思わず口からでることば

「す」はあたりに誰もいない時一人で我慢する時に使う

あおなく

上をむく

まちっとアオナカンと口の中が見えん

あおりしおり

骨折る仕事の時

山盛りのご飯をアオリシオリしてよいよ食べた

あきたらしい

飽きた

このだんごはあんまり甘うしてアキタラシイ

あくせうつ

困り果てる

あん人は何でも出来る人ばってん今度ばかりゃアクセうっちょらす

あくぞぞうご

悪口をいう

あん人は人んこつアクゾゾウゴばっかり言わす

あくた

ちり、ごみ

このアクタはわらくずのような物の時使う

あくたう

悪口をいう

自分のこつあ分からんで人んこつばかりアクタわす

あくたれ

悪人

あんアクタレガ・・・

あくでえ

悪い

あん人が言うこたアクデー(悪い事が多い)

あげくのさんぱち

あげくの果て

アゲクノサンパチャー泣きだした

あこぎ

悪い事

あん人はアコギナこつばっかりする

あごくらかす

甘やかす

小さい時アゴグラカスと後で困る

あごたたき

おしゃべり

あん人はアゴタタキ

あごたん

おしゃべりの人

あん人はアゴタンばかり

あしこ

あれだけ

アシコ言うてん分からんどか

あじもしゃしゃらもねえ

味も素っ気もない

あん人の話は味もシャシャラモねえ

あじろしい

味のよいこと

何か味ろしいもんをして食べようか

あせぐる

まぜる

何かいいものはないかざるの中をアセグッテ見る

あだがれえ

ただ辛いばかり

この漬物はアダガレばかりで味がない

あただ

急に

アタダ言うても支度ができん

あたで

急に

「アタデ」と言う事もある

あちゃこちい

反対になる

人ん事を言いよったらアチャコチイ言い返された

あっちさね

あっちの方へ

アッチサネ行った方が早道ばい

あてぎ

あてにすること

アテギにしとったらあてがはずれた

あてこすり

皮肉

あん人は私にアテコスリばっかり言う

あてずっぽう

考えなし、無鉄砲

アテズッポウに言ったら当たった

あてつけ

これ見よがしに

私にアテツケられてん私は分からん

あてっぽし

あてずっぽうとおなじ

 

あど

かかと

アドが痛い

あとびき

あとにひく

お茶がアトビキする

あどる

うろたゆる

アドッテしもうてわからんごとなった

あなぐら

穴の中

アナグラに入ってしもうた

あば

新しい

アバの洋服を着ろか

あばかん

たくさん

○○がアバカンあるき持って行きなっせ

あばくる

ふえる、ひろがる

まけものがアバケテかゆい

あばらとばら

そこここ

種を蒔いたばってんアバラトバラしか生えとらん

あぼさん

赤ちゃん

アボサンを抱っこする

あぼじょ

赤ちゃん育ち

甘やかされて育つこと、あん人はアボジョ育ちだもん

あほたれ

バカもの

何をするか、アホタレが

あらかた

おおざっぱ

アラカタ草とった

あらくたましい

荒っぽい

大雑把で荒っぽい、 あん人はアラクタマシイ

あられんこつ

とんでもないこと

あそこん家にゃアラレンコツが起こった

あるしこ

あるだけ

アルシコご飯を食べとこ

あんげこんげ

あっちこっち

アンゲコンゲ逃げ回る

あんさいな

ほめことば

アンサイナ その服はきれいな

あんじょ

あの人

アンジョが話しは面白い

あんどりとんどり

あっちに気を取られこっちに気をとられ

アンドリトンドリして分からんごつなった

あんなん

あの人

アンナンな美人なあ

あんのじょう

思ったとおり

アンノジョウ間違いはなかった

あんばいがわりい

具合が悪い

今日はアンバイガワリイキ学校休もうか

いいこ

共同ですること

イイコで田植えしたきイイモドシ行かにゃんたい

いがさもがさ

ガサガサしていること

この木の実はイガサモガサだらけで痛い

いがむ

にらみつける

猫がイガム時はこわい

いかん

いけない

そんな事をしてはイカンよ

いきあたりばったり

計画なし、その場その場

何事もイキアタリバッタリじゃどうしよもない

いきずむ

息をのむ

思わずイキズム

いきちがい

当て外れ

思うごといかんで、イキチガイばっかり

いきづまる

あとができない

仕事がイキズマッテしまった

いきなり

そまつにする

ものをイキナリせんで片付けなさい

いきりたつ

興奮すること

どっちもイキリタッツチョルきおさまらん

いぐい

木のくい

イグイを打つ

いくらゆうてん

どれだけ言うても

イクライウテン私しゃそげな話にゃ賛成できん

いさぎー

大変、多い事

イサギー大雨が降りましたな

いじくる

つつく

○○をあんまりイジクルとこわれるよ

いじらしい

かわいい

あの子はほんとうにイジラシイなあ

いたらんこつ

つまらないこと

あの子はイタランコツばかりする

いちころ

あっというまに

イチコロ参った

いちごんもねえ

何も言えない

すばらしい絵を見て イチゴンもねえ

いちべ

よけい

きずに薬をつけたら イチベ痛くなった

いちもくさん

す早く

何かを見つけてあの子はイチモクサンに走った

いつかるしじゅう

いつもいつも

イツカルシジュウ泣いている子供

いつくる

くくりつける

子供を背中にイツケル

いつけおび

くくりつける帯

 

いつもかつも

いつも

いつもの意味を強めるとき使う

いったいかったい

意味を強める

あの辺はえらい音がするがイッタイカッタイ何があるどか

いっちょ○○しゅう

何かをする時の掛け声

「イッチョ」は一つの意、「イッチョ掃除をしゅうか」

いっちょんすかん

ちっともすかん

そげな話はイッチョンすかん

いつでんかつでん

いつもかつもと同じ

 

いっとき

ちょっと

イットキ休もうか

いっぱいこっぱい

たくさん

イッパイコッパイちりが散らかっちょる

いでくる

ごまかす

くじびきで「イデクラレタ」

いぬる

帰る

もうすぐイヌルよ

いね

帰れ

はようイネ「早く帰れ」

いばしい

烈しい、こわい

あの人はイバシイ

いばらをいう

わからないことを言ってすねる

あん子はイバラばっかり言う

いばりちらす

おおげさに威張る

あんまりイバリチラスと見苦しい

いびつ

変形

この果物はイビツでおもしろい

いびる

いじめる

姑さんからイビラレル

いふうもん

変人

あの人はイフウモン、何でん話されん

いみる

ふえる

わかめを水につけたらボールいっぱいイミッタ

いもじ

腰巻

着物のすそにまく布

いもんこつんむく

小芋をむいたようにきれい

あの子はイモンコツンムいたごつきれい

いやしんぼ

食べたがる人

イヤシンボが又つまみ

いやらしい

きたない

その色はイヤラシイ色

いらざるこつ

いらない事、よけいな事

イラザルコツばかりするなよ

いらんもん

必要ない

どうせ私はイランモンじゃもんな

いろく

乾く

口がイロク

いんねえ

否定語

インネ それは間違とる

いんま

おどし

インマ悪いこつが起こるたい

うーさぶ

味がない

ウーサブな味 「うすい味のこと」

うーぞとり

大食いする人

ウーゾトリがいつまじでん食うとる

ううぞやっけ

ぼんやりしていること

ウウゾヤッケしちょるといんますらるるたい

うーばんげ

おおざっぱなこと

あの人の話はウーバンゲな話

うーぼらふき

大ぼらふき

あの人はウーボラフキ

うさんくせえ

うたがうこと

どうもあの人はウサンクセエ

うさんな

変な

あの人はウサンナ話ばかりする

うしたる

こぼれる

コップにビールをあんまり注ぐとうしたる

うしつる

捨てる

それはもういらんからウシテなっせ

うじょもじょ

たくさんうようよしていること

小さな虫がうじょもじょおる

うすぎたねえ

何となくきたない

その色はうすぎたねえ

うずく

痛みの表現

ズキズキと痛い事、足の傷がウズク

うすどぐれえ

薄暗い

電気もつけんでウスドグレエ

うすとりー

てれくさい

そげんほめられるとウストリー

うすぬきー

てれくさい

あんまりほめられると ウスヌキー

うずぶるう

寒くてふるえること

寒くてみんなウズブルトル

うぜくるしい

せまくてゴタゴタしている

ここはウゼクルシイ 

うぜねー

うっとしい

雨ばっかり降って ウゼネー

うぜろしい

うっとしい

いっぱい散らかしてウゼロシイ

うそすっぱく

うその意味を強調したもの

また そげなウソスッパクばかり言って

うそすらごつ

うそのつくりごと

あの人は ウスラゴツが上手

うだく

抱く

赤ちゃんをウダカセて

うたちい

すかん

そげな話はイッチョンすかん話しは ウタチイ

うだつああがらん

効果がない

あん人は口ばかりいで、仕事はウダツアガラン

うちあわん

相手にならない

妙な話には ウチアワンがいい

うちくぶる

火の中に投げ込む

もういらんもんはウチクベロ

うちくらい

酒に酔った人

ウチクライが来た

うちくらする

なぐること

手でなぐること

うちなぐる

怠けて仕事を延ばすこと

ついついウチナグッテまだあの仕事はしとらん

うっそぼけ

「うつ」は意味を強める 色があせている

あんまり着らんうち、この服はウッソボケテしもうた

うったちばれ

こしらえがはれする

あん人は何を着てもウッタチ晴れがする

うったつ

仕事をはじめる

どれ一つ仕事をウッタトカ

うったつる

当てる

ズボンの膝が破れたので上から布をウッタテタ

うったまがる

びっくりする

大きな声を出して ウッタマガッタばいた

うっちょく

残して置いて行く

ぐずぐずしちょると ウッチョクバイ

うっちらかす

いっぱい散らかす

誰か こげんウッチラカシタツは

うっちりだす

見えるように出すこと

大きな足をウッチリ出して見苦しい

うっつかっつ

どちらも同じ

かけっこで どっちも ウッツカッツだった

うっつぎうっつぎ

次々に

あの家は子だくさんで ウッツギウッツギ子ができる

うってつけ

ちょうどよい

この服ああたにゃウッテツケで良く似合うよ

うっぱさまる

はさまる

のどに何かウッパサマッテとれん

うっぺする

かすめる

ボールが頭の上をウッペスッテ行った 危なかった

うっぽぐ

穴があくこと

ボールを烈しく投げて板壁をウッポイダ

うっぽろさん

髪の毛をくくらないで長くしている

髪の毛をウッポロサンにしたら じゃまになる

うでまくり

袖をからげる

ウデマクリして仕事をする

うどぐま

よく眠ること

ウドグマンごつ寝てばかりおるな

うなりこなり

はっきりしない様子

ウナリコナリな返事で分からん

うべあわする

多い少ないをならす

そっちとこっちをウベアワスルトちょうどよくなる

うやむや

はっきりしないこと

ウヤムヤであん人はすましてしもた

うようよ

あちこっちいっぱい

アリ虫がウヨウヨしちょる

うろたえる

あわてる様子

ウロタエンで落ち着きなさいよ

うわっつら

表面

ウワッツラばかりぬくもって中は冷めたい

うんとこせ

たくさん

ウントコセ野菜を持って行きなっせ

うんとんすんとん

黙ってものを言わぬ

あん子はウントンスントン言わんきわからん

うんねまり

あまり口をきかない

あん人はウンネマリで話しにならん

ええぞ

いいぞ

 

ええもくそ

物事を決断するとき

エエモンクソもうこれに決めた

ええもんささい

上と同じ

 

えぎいー

えぐい(素直でない)

あん人の話はエギイー

えくらう

酔っぱらう

 

えげっすろ

恥ずかしがりや

あん人はエゲッスロでなにも言わん

えこひいき

平等でない

あん先生はエコヒイキするき好かん

えしれんげねー

つまらないこと

エシレンゲネ話ばかりせんでよ

えしれんこつ

上と同じ

 

えちごろ

弱い人

エチゴロで重い物は持たれん

えっこしよ

水がかかった時の掛け声

水がひっかかった「エッコショ」

えてかって

自分勝手にする

あん人はエテカッテなこつばかりする

えらいしこ

たくさん

エライシコ柿がなった

えりぐい

あれこれ選んで食う

エリグイばかりせんで何でん食べなさい

えんか

親類

正月にエンカまわりをする

おいこす

追い抜く

遠慮せんでオイコセ

おうちゃくもん

ずるい人

あん人はオウチャクモンでなにもせん

おうどな

上と同じ

 

おおくわん

大通り

オオクワンに出て遊べ

おおげさ

物事を誇張する

あん人はオオゲサな話ばかりする 

おおごつ

大変(大事)

オオゴツが起った

おおざむる

おおげさに同じ

あん人は何でんオオザメチ話す人 

おかちん

お餅

オカチンを食べよう

おがまがでる

よく働く

あーたオガマガでますな

おがみたおす

おねがいごとをする

とうとうオガミタオシた

おこなえん

どうしようもない(困る)

イタチが悪いこつばかりするきオコナエン

おごらるる

叱られる

また オゴラレた

おごりまくる

何度の何度もしかる

あん人はオゴリマクッテばかりおらす

おごる

しかる

 

おざましい

大げさな(たくさん)

オザマシイ音をたてて帰って行った

おさまたげ

おじゃま

オサマタゲしましたな(丁寧な言葉)

おじい

こわい

夜道を一人で行くのはオジイ

おしましむねえ

惜しげもなく

あん人は何でんオシマムネエやってしまう

おじもんなし

怖いものなし

あん人は強いなあオジモンナシじゃもん

おじゃまんなりだち

おじゃまになったまま立つ

オジャマンナリダチしてすみません

おじゅっつあん

お坊さんのこと

 

おずおず

怖い様子

何か物音がしたきオズオズ出たら何でんなかった

おずむ

目がさめること

あんまり音たつると赤ちゃんがオズムばい

おそゆる

教える

ど、わからんならオソユカ

おだ

おだ 何も知らんもん

おだえる

力が少しなくなる

隣はえらい喧嘩があったばってん大分オダエタ

おだたる

調子にのる

あん人はオダタッテ何でんかんでんしゃべらす

おちょくる

からかう

人をオチョクルな

おちょぼぐち

小さな口

あん人はオチョボグチで可愛い

おつけ

お汁

オツケをもう一杯くだはい

おっけなはいましたろ

お疲れでしたろ

遠い所をおい出てさぞオッケナハイマシタロ(丁寧な言葉)

おっしゃぐ

圧しつぶすこと

風船をオッシャイデしもうた

おっとり人

ゆったりした人

あの人はオットリしたよか人

おっとる

人の物をとりあげる

人んもんをオットルとでけんばい

おどかす

びっくりさせる

あんまりオドカサンでちょうだい

おどけもん

ふざけた人

あん人はオドケモンでおもしろか

おとし

ポケット

あの子はオトシに何かいっぱい入れちょる

おどん

わたし

そりゃオドンがつ(それは私のもの)

おぶくさま

神仏にあげるごはん

朝ごはんはオブクサマに上げたかい

おべんちゃら

はしゃいで人の機嫌を取る人

あの子はオベンチャラさん

おませ

年より多く見える人

あの子はオマセサンね

おまねき

手でまねく

向こうかる オマネキしよるき 行ってみろか 

おめく

大きい声で叫ぶ

まちっとオメカント聞こえん

おもやい

両方から助けあう

今日はオモヤイで仕事をしよう

おらす

いる

じいさんを探しよったらあすこにオラシた

おらぶ

おめくと同じ

あんまりオラブとやかましい 

おりあい

話がつくこと

あん子達ちゃ言い合いしよったがオリアイがついたごたる

おろいー

下等(わるい)

この品物はオロイー

おん

自分のこと

その仕事はオンがする


ホーム • 上へ