8 迷信
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迷信 おまじない
朝茶柱が立つと一日雲がよい (茶柱も一緒に呑む)
足の腹が痒い時は遠くに行く  
新しい草履を下ろす時は鍋墨をつけるとよい(裏に) 新しいものを夜おろすと、運がわるいから鍋墨をつけるとよい
いたちが道を横切る時 (いたち道、ちか道、違い道、汝はそう行け俺はこう行く)と三回言う。又は「いたち道切り、道いたち切り」と言う。
ウドンゲの花が咲いたら良い事がある 電燈の笠などに花のおしべのような物がつく(虫の卵)
閏年には墓は建てるもんじゃない 墓がうるおってはいけないから
雷が鳴るときは{クワバラクワバラと」言うと良い 桑の木の葉を頭に乗せてもよい
雷がひどいとき (麻の蚊帳をつって中に入り「クワバラ、クワバラ」と言う。桑の木には雷は落ちないといわれクワの葉を頭に乗せるのもよい)
髪をうっぽろさん(バラバラ)」にして便所に行くと」便所の女神が羨ましがる 礼儀を正しく、きちんとするようにとのいわれ
着物の破れをふせる時は横布を使うもんじゃない。*イケニエにされる あるとき誰もイケニエ煮される者あいなかったので、横布を使っていた人がイケニエにされたと言う物語があった
ゲジゲジ(虫)が頭をはうと禿げになる  
ご飯を食べてすぐ寝ると牛になるか、足がむこうずら(額)」につく 礼儀を正しくするため
魚の骨をのどにひっかけた時 (櫛の刃で「うののど、うののど」と三回言いながらなでる)
塩を粗末にすると目がつぶれる 物を大切にするように
地震の時は「ホーイ、ホーイ」と言うとよい 不思議に静かにおさまる
しびれが切れたとき (紙を小さく切って額にはる)
しびれが切れた時 (ツバをひたいにつけて「しびれ京のぼれ京郡にいて酒のめ」と三回言うといい。
しゃっくりが止まらないとき (茶碗に水をいれて、箸を十文字にして、四方より呑む)
しゃっくりが止まらないとき (「ワッツ」とびっくりさせる、赤ちゃんの時は頭ノブキメキに息を三回かける)
しゃもじをねぶると嫁入りの日に雨がふる 無作法な事をしないようにとの言われかも
食事中に席を立つと何回も嫁入りする 礼儀としての教え
畳のへりを踏むと親不孝 礼儀としての教え
足袋をはいてねると親の死に目に合わん 礼儀としての教え
爪にタテ縞(すじ)が出ると不健康である 健康のバロメーターとして
出かけるとき出針をするものではない (山田ん肝いりドンの娘がしんだとき、はよ縫うち着ていかにゃおそなる)と三回言うといい。
手の爪の根元に白い月の輪が出ると健康である 健康のバロメーターとして
猫をいじめると馬屋けだう(牛馬がしんだりする) 生き物を大切に
眠られないとき (枕元に玉葱を切って置く、又は羊が何匹かを数える)
墓は北へ北へといける物ではない (また来たまた北と言う)
晩に口笛吹くとヘビがでる 人「のいやがる事はしないように
火遊び(火を振り回す)をすると小便しかぶる 火遊びは危ないから
左の薬指に白い星がでると着物をもらう めったにない嬉しいこと
袋から袋へ物を移すときそのまま移すな (一,二回手で入れてからどっとうつすとよい)袋子ができるという
ヘビの抜け殻を財布に入れると金がたまる ヘビは金を運ぶ縁起のよい生き物の意
ヘビを指差すと指がくさる (指で輪をつくって切るまねをするとよい)
便所にツバを吐くと女神に嫌われる 礼儀としての教え
ほうきをまたぐと病気になる 礼儀としての教え
道の真ん中に小便すると嫁入りの日に雨が降る 礼儀としての教え
道を歩いていて大便がしたくなって困ったとき (手のひらにマの字を指で書いてしっかりにぎりしめるとよい)
実になったカボチャを指差すとカボチャがくさる せっかく成ったカボチャを大切にするように
耳が痒いと誰かに悪口を言われている  
みみずに小便をかけるとチンコが腫れる(男児) これは本当のことらしい
みょうがを食べ過ぎると忘れがひどい  
指にサカムケがすると親不孝者  
湯をぬるめる時、水を先に入れてはいけない 死人の湯かんになるから
夜、爪を切ってはいけない (夜爪花爪夜と思うな)と三回言うといい。
夜寝てうなされるのは、寝る前にこういってねるとうなされない (ねるぞ、ネダの木、たのむぞタルキ、やなが竹何事あらばおこせムナの木)
   

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